席についた途端にため息が出た。
女の子からの刺さるような視線が胃をキリキリさせる。




チラッと隣を盗み見みると、
視界良好。




彼は既に、机を体に預けていた。





ベルが鳴るほんの少し前に絶対起きる瑛斗はたぶん天才。





ベルが鳴るとアタシの席の周りはにぎやかになった。



「美愛~」




「龍、おはよ」




「うぃー。瑛ちゃん、さっそく人気ですか。」



そう。

なぜか瑛斗は女の子に囲まれてた。


ヤンキーとかって怖がられてるんじゃ……?なんて思ったけど、どうやら気のせい。