「おぉ、美愛!!おはよー」



祐樹とかずが声をかけてくれて、少し緊張が和らぐ。





それも一瞬で………
教室に入ると騒がしかった教室が静まり返った。



瑛斗と目が合うとすぐにそらされて、泣きそうになる。



自分の席が瑛斗の隣の席だということが辛かった。



静かに席に着くと、龍がいつもの調子で飛んできた。




「美~~~愛!!!おはよ、おはよー!!」




「おはよ、龍」



「待ってたー!!なあ、瑛斗も待ってたよな!?」



嬉しそうにニコニコと瑛斗の肩に手を置いた龍。