「でも、そんなことしたらアルタスさんも無事ではいられないんじゃない?」


「別に、そんなのいくらでも誤魔化しが聞くわ。真っ先に、あの家を襲わせればいいだけの話でしょうし。」


 なるほど。


 確かにその通りだ。


「でも、どうして、そんなことを……」


 知っているのか……と、聞こうとして。


「知っているのか?」


 先を越された。


「うん。」