「何で、倒れるんだ!」



 そう叫びながら、猛ダッシュで走った。


 その甲斐あって、コンクリートに顔をぶつけずにすんだ陽菜。


 俺の腕にすっぽり収まる小さな体。


 やっぱり小さいなぁと思った。


 そんな事を思っていると…陽菜は顔をあげた。