扉の前で立っていれば、後ろから押される始末。


 “クソッ”と思いつつも中に入れば、座る場所はなくなっていた。


 周りを見渡せば1つだけ空間がある。


 そこに近づけば、同じ学校の制服を着た女の子。


 俺はその子の前に立って、右手に持っていた読みかけの本を開いたー…。