私は今まで忘れていた学校の存在を思い出して


 彼から離れると改札口に向かって走りだした。


 改札口前に来ると後ろに向いて



 「ススキさん、ありがとうございました!」



 軽く頭を下げて改札口を抜けた。


 これが…私が初めて彼と出会った日の事ー…。