「颯…そもそも…お前…なんで追われてんだ」 大学内を男児2人が全力疾走…なんて絵にならない構図。 息も絶え絶えにとりあえず別館に移動した。 「俺が聞きてーよ…。なんなんだアイツ。」 「相当…お前にご執心だよな?」 ニヤニヤと言ってくる優季に蹴りを入れる。 「痛っ…」 「ご執心って…なんで…」 なんで… なんで男に追われなきゃいけねーんだよ?!