AM8:00…まだ敵は現れない。


AM8:23…アパートの階段を昇る音がする。


一 ガチャ

足音が扉の前に来るのを確認し開ける。


「よ…」

「……………」



「………やっぱ、お前か。」


逃げようとする花の手を握る。



「…離してよっ。」


「今後一切俺に関与してこねーなら離す」


「……あんたがいけないんでしょ。人の気持ち弄ぶようなことして」


「……」

「……なんか言いなよ」






『はやてーんっ!!!』



「「!?」」




俺ももちろん花も急な展開についていけない。