「あのさ…颯、最近どう?」

「どうゆう意味で?」

相変わらず幸華は変な奴だ。


「…いや。……うーむ」

「言え。そのために呼び出したんだろ?」

「いやぁ…確信はないんだけどね。純ちゃんが変なこといってて。」

「半沢?!あいつはいつも変だろ。」

「背が高くて怖いお姉さんに脅された~ってこないだ泣き付いて来た。
…しかもそれが颯のこと根掘り葉掘り聞かれたらしくって。」

「で、あの阿呆は教えたのか。へぇ……」

「花かなぁ?…だよね…」

「………あっ!!!!!」


「なっなに!?」

「………花、見たかも」

「…え?!」

「あいつ痩せた?」

「…わっかんないけどでも噂によると。」

「……7月か。ちょうどいい頃合だな」



ドンキーコングは花か…。
でもシバきたいのは半沢…。あの阿呆。


「…あ、純ちゃんの肩持つわけじゃないけど純ちゃんに怒っちゃだめだよ?」

「!?」

「君の男儀のなさに原因があるのさ」

「……なんで晃風に言うんだ阿呆」

「嫌がらせ、かなんっ」


ひゃひゃひゃ、と笑う幸華にさえもイラっとする。


だがしかし、ドンキーコング目星は付けた。
さて、どんな罠を張ろうか。





-MISSION1 夏休み前.1 ………成功…?!