「後で話あるんだけど

 いいかな?」

 笑顔全開一一一。


「えっ あっはい・・・」


 女子の視線がもっと痛ーーい 

 今度の視線は まるで針


 神谷雄助はその針のような視線を 

 折ってくれることもなく

 またスタスタと行ってしまった。






 ・・・



「ちょっと紗奈!

 なんで声かけられてんの?

 知りあい?」


「違う!初対面…会った事ないもん…

 なんで声かけられたのか分かんない。」




 ホントに。なんであたし…