優一は私達に気付くと


『美幸ちゃんよね?今から帰るん?』


美幸ちゃんと呼んだ優一に、私は馴れ馴れしいと思った。


『うん…めぐちゃんと青木くん知り合いなん?』
二人の顔を見ながら言った。


隣にいた恵が口を開いた。


『優はいとこなの。』


『えっ?お前美幸ちゃんと仲良くなったん?』
優一は少し驚いていた。


『美幸ちゃんは席が目の前なんだぁ♪』
恵は嬉しそうに話した。


隣のまどかを見ると羨ましそうに私を見ていた。


『めぐちゃん、友達の渡辺まどか。』
隣のまどかの事を紹介した。


『鮎川さん、まどかって呼んで♪同じクラスやけんわからん事は何でも聞いてね☆』
まどかは人なつっこく、恵と仲良くなりたかったみたいだ。


『鮎川さんなんて…めぐって呼んでね♪』
二人は仲良くなった。


『俺の事忘れてない?』


『ごめん、ごめん!こっちに来て初めて出来た友達だから嬉しくて♪♪』
恵は嬉しそうだった。





優一…めぐちゃんといとこなんやね。めぐちゃん可愛くて笑顔が素敵な人やね。