『美幸♪一緒に帰ろう！』
まどかが帰る準備をしていた私に話かけてきた。


『いいよ～♪また一緒に帰ろうね♪』


家が近い私たちは夏休み前も一緒に帰っていた。


教室から出た私達は階段を通り職員室の前を通った。


『そう言えば青木くん、今職員室で岡田先生に怒られとるんかね？』
まどかが職員室を見ながら言った。


『そうやね…怒られとると思うよ？由美もおるんかねぇ？』
思い出した私は職員室の前に立ち止まった。


『どうしたん？気になる？』


『ちょっとね！』


ガラガラ…


『青木！お前その格好をなおしてこい！後、鮎川の事頼んだぞ！』


『……。』


『鮎川、気を付けて帰れよ！』


『はい。先生さようなら。』


職員室から岡田先生と優一と恵が出てきた。


変な組み合わせだが理由はすぐにわかった。