車は静かに動き出した…


これからの何が起きるのか想像すると、心臓が破裂しそうなくらいドキドキした…


朝まで2人きり…

てっ!
私何考えてるんだろう?


2人きりの車中
翔太郎のつけてるシトラスの香りがふんわりと漂う。

ほんまに…
ドキドキする…


緊張して自然と口数も減る私。

そんな私を見て



「ぷっ…(笑)」 



「前っち?何か顔赤いんですけど?」



「え…?」



「何もせんし…安心し…
前っちがしたいていうなら…朝まで長いし、色々してもいいけど?(笑)」



な…何言ってるん?



「・・・」



「うそうそ!」



「あ…当たり前やん!」


多分今の私、動揺してる上にさっきよりも顔赤いんやろぅ…


身体中が火照って、熱くなるのが分かるから…