2.
今の僕にはもう君なしで一人で生きることなんて考えることができません。
隣りに君がいない淋しさは想像するだけでも耐え難い。
君とともに二人で歩む人生をどうしても望まずにはいられない。
僕にはもうそれを諦めることなんて到底出来そうにありません。
恋愛とはその関係を保つものではなく育むものだと気づかせてくれたのも君でした。
穏やかに優しく育った二人の関係は僕にとってかけがえのない宝ものです。
そして、もはや手放すことなどできない、僕の人生になくてはならないものなのです。
君を失うことを思うと僕は怖くてこわくてたまりません。
こんな不安、一人でいたときにはあり得なかったことです。
ですが、この怖れは必ずしも悪いものではないのです。
だって、臆病者のこの僕に大いなる勇気と覚悟を与えてくれたのだから。
人は失うものがないよりも守るべきものがあるほうが、ずっと強くなれるのですね。