高野と詩織、何の波乱もないまま結婚させてしまいました(苦笑)


もし、強引に波乱の展開にもっていくならば――

・桜庭が不治の病になって詩織に最後(最期)の救いを求める→詩織が悩む。

・唐突に高野の前に「はじめまして、パパ」と女の子が現れる(昔の彼女が産んでいた?)。

・詩織が失踪。やっと探しだした彼女は高野が知っている詩織とはまるで別人のようになっていて……。


とか?

なんというか、ぜんぜん違う話になっちゃいそうですよね……。



そういうわけで(どういうわけ?)。

予想(予定)通りのハッピーエンドです。

成就したふたりの恋が成熟して“夫婦”というかたちになりました。

作者である私はふたりを破局させることもできたわけですが(笑)

けれども、この作品に限っては「どうかふたりにあんまり悲しいことが起きませんように」と、祈るような気持ちがいつもありました。

なんでしょう、不思議ですね。



完結するのに思いのほか時間がかかってしまいました……。

気長にお付き合いくださった読者の皆様、本当に恐れ入りますデス。

ありがとうの気持ちをこめて“トナカイ柄のパンツ”を皆様に!(気持ちだけですんません……陳謝)

ご愛読者様や読了してくださった方はもちろん、この作品に出会ってくださったすべての皆様に感謝いたします。


本当にありがとうございました……クマ♪(ええっ!)