二人はすっかりまるっと仲直り。
っていうか――
私が一人で勝手に腹を立てていただけで、彼的には仲違いも何もなかったわけだけど。
そうして――
「お誕生日おめでとう」
「ん。ありがとうございますデス」
私は無事に?彼の腕の中で幸せな誕生日を迎えることができた。
「プレゼントは僕らが寝ている間にカモシカが届けにくる手はずになってるからね」
「なんかそれ、サンタさんとトナカイみたいなんですけど……」
「まあまあ、とにかくお楽しみに」
「うん。“お楽しみ”にしてるね」
「気に入ってもらえるといいけど……」
「大丈夫だもん。気に入るもん、絶対」
彼が私を想って選んでくれたものだもの。
きっとハズレなわけがない。
まあ、もしも微妙にトンチンカンな何か(?)がきても、それさえも――
私には嬉しい最高のプレゼント。
だって――
“モノ”以上に、祝ってくれる“コト”自体が立派な誕生日プレゼントだから。
彼にぴったり寄り添って、すやすや眠る幸せな夜。
夢の中には――
何故か“安全第一”のヘルメットを被ったカモシカが登場したのだった……。
っていうか――
私が一人で勝手に腹を立てていただけで、彼的には仲違いも何もなかったわけだけど。
そうして――
「お誕生日おめでとう」
「ん。ありがとうございますデス」
私は無事に?彼の腕の中で幸せな誕生日を迎えることができた。
「プレゼントは僕らが寝ている間にカモシカが届けにくる手はずになってるからね」
「なんかそれ、サンタさんとトナカイみたいなんですけど……」
「まあまあ、とにかくお楽しみに」
「うん。“お楽しみ”にしてるね」
「気に入ってもらえるといいけど……」
「大丈夫だもん。気に入るもん、絶対」
彼が私を想って選んでくれたものだもの。
きっとハズレなわけがない。
まあ、もしも微妙にトンチンカンな何か(?)がきても、それさえも――
私には嬉しい最高のプレゼント。
だって――
“モノ”以上に、祝ってくれる“コト”自体が立派な誕生日プレゼントだから。
彼にぴったり寄り添って、すやすや眠る幸せな夜。
夢の中には――
何故か“安全第一”のヘルメットを被ったカモシカが登場したのだった……。