それから毎日、私はお母さんに言われなくても、同じ時間に水まきをするようになった。 それは、あの水色の彼を見るため。 落ち着いて。 違うよ? 恋じゃないよ? ほれやすい私は、少し自粛することを覚えなくちゃだめなんだ。 冷静にことを考えられなきゃだめなんだ。 そう思ってたけど、もう遅かった。 惚れた。 私、恋した。