「してな…あっ次の授業始るよ」

唯は時計を見ると背中を向けて自分のクラスに走っていった。

「なんか変だよなぁ…」

唯の友達のご焼香に行ってから私と唯はクラスも違うこともあり3日程会うことはなかった。それ自体は別に珍しいことではなかったが唯のそっけない素振りが妙に胸騒ぎのような気がして次の授業も校庭を眺めながらただただ時間が過ぎるのを待っていた。