「う・・・ん」 私は、小さい声で返事をした。 肯定とも、否定とも取れるような、あいまいさを残して。 ・・どんなのでも、医者は医者、か。 そう、彼ら(彼女)らは、 れっきとした、医師だ。 国家が認めた、医師。 学歴にうぬぼれ、 挫折をこの上なく嫌い、 自分を神だと勘違いして生きている、 プライドの塊。 そうじゃない人も、いるんだろうけど。 海東先生のように。