「俺んちで酒でも飲まない?」そう由樹兄ちゃんに誘われて。



「好きなの選んで?」って寄ったコンビニでビールとか、カクテルとか、おつまみとか、お菓子とか、結構、沢山買い込んで。



由樹兄ちゃんが一人暮らしするマンションで宅飲みすることになったから。



招きいれられるように、部屋に一歩足を踏み入れれば。



さっきのハンカチよりも、もっともっと由樹兄ちゃんの仄かに甘い香りが漂っていて。



まるで、由樹兄ちゃんに包み込まれているようで。



更にドキドキしてくる……




大好きな人の部屋……



だって、思った。