「まぁ、ウチらにはあんまり縁ないんじゃない?」

美佳があんまり興味ないような感じで話をさらりと打ち消した。


「そうだよね~苦手なタイプだし」

「男の話ばっかりじゃついていけないよね」


みんな、美佳に同調して話題は別の話に移っていった。


美佳はさり気なくみんなが悪口大会になる事を察して、わざと別の話題に持っていったのかって思った。


いい子そうでちょっと良かったかも。



なんか…この1年間いい感じがするかもしれない。

そんな予感がした。

今年は受験もあるし、いい1年で終わりたい。



窓からは4月らしく暖かな日差しが私達を包むように照らしてくれていた。