オウガ…



バイバイは言わないよ。











出口をくぐって
後ろを見ると



あたしを見ている
愛しい人。





「オウガッ…!





オウガーーッ!!」





あたしとオウガの頬に





同時に一筋の
雫が流れた。









またね。



オウガ……。