新学期のはじまりだから

3時間で授業は終わり、

友達の友里と一緒に帰る約束をしていた。



「帰ろ-萌~」

友里は私たちの教室に

迎えに来てくれた。

「うん。ごめっんー」

慌てて教室を出ようとすると




「きゃッ・・・」




誰かに腕を捕まえられた。

誰かと思い、

後ろを振り返った。


「一緒に帰るって言ったよな?」

は~???


「言ってない。」

そう言って

手を振り払って

帰ろうとした。

だけど、男子の力には

勝てなくって・・・・


振り払えなかった。


「離してよーっ」

「帰るぞ!」

そう言って和は

私の腕を掴んで

引きずりながらを

無理矢理私を引っ張った。




「友里ちゃん、ごめんね、

こいつ俺と帰りたいってゆーから

しょーがねーんだよ、ごめんね」

和がそう友里に言う。



「・・・・は、はいっ」


「もうーそんなこと言ってないからね~」

私はそう友里に言うと

苦笑いして

友里は手を振った。

「ばいばいー」







もう、馬鹿馬鹿馬鹿ー



自己中なんだからあっ