「は~い!

久しぶりだね~!

うん、平気だよ。

じゃ、何時にする?」


亜美と表参道で待ち合わせた。

飲みに行くのは

あの送別会以来だ。


酔った勢いでさりげなく

聞かなきゃね・・・


でも亜美は入社からの

大切な友達に変わりはない。


実麗は一生懸命考えながら

路地を歩いていた。


店の合間の薄明かりの中

ふと見ると、小さな机に

お婆さんが座っていた。