実麗はため息をつきながら

右手のリングを

クルクルと回した。

<今度帰ったら

左の指にお揃いの指輪を

見に行こうって

浩ちゃん言ってたのに・・

私たち一体

どうなってしまうんだろう?>


その時携帯の着信音が・・・

「あ、亜美だ・・!

どうしよう?」


躊躇ったが、今日はヒカルと

会えない日だ。

久しぶりに会って

少し探ってみるのもいいかな?