その時、突然

静かに私を抱いていた彼が

私の顎を持ち上を向かせた


そして・・・

あの日のように

いきなり唇を重ねてきた。


私は抵抗する瞬間を失い

抱きしめられたまま

彼の舌を受け入れた。

何がどうなっているのか

一瞬、頭が空白になり

されるがままに身を任せる事が

何故か心地よかった。


できるなら忘れたい・・・

その強い感情が

彼の舌の動きに敏感に反応した