「私、年上だし

最初は仕事で会ったんだし

聖哉もいるから

負担になってはいけないと

遠慮していて・・・

会えなくなってから

気持ちを伝えなかった事

凄く後悔してるの。」


凛は、今まで誰にも

打ち明けられなかった思いで

胸がいっぱいになり泣きそうになった


「わかるよ。

私も最初はそうだったもん。

光君に好かれてるなんて

思いもしなかったし・・・

むしろ嫌われてると思ってた。

だから、ずっと信じられなかった。

あの兄弟、似てるかもね?」


「そうだといいけど・・・」


凛は、パスタにも手をつけずに

力なく俯いた。