着いたところは

あのいつも浩ちゃんと

特別な日に食事する

ホテルのレストランだった


「なんでここを・・・?

貴方確かこの前も

ここにいたよね?」


彼は慣れた様子で

受付に行き席をとってから

私を座らせ、シェリーを頼んだ


「何故?

私の好みまで知ってるの?

ストーカー紛いのことしないで!」

怒る私を優しく制止した


「落ち着いてよ。

僕の話、聞きたいんでしょ?」