「そうか・・・

それであいつは警察に?」


「そう。

最初からそのつもりだったみたい

本当は貴方に会ってほしかった」


「今は無理だろう。

いずれ、会えるように

今父さんも動いてくれてる。

多分示談になるだろう。

園田も、警察に行ったから

大丈夫だよ」


「でも・・・

罪は消えない・・・」


「仕方ないよ。

それはあいつが責任をとらなきゃ

いけない事だから・・・

俺達が許しても

法を犯したんだからな。」


「これでよかったのかな・・?」


「実麗がやってくれた事は

きっと伝わるよ。

あいつも、子供じゃないんだ。

自分の罪と向き合う時間が

必要になるだろう。

それより、母さんが心配だから

実麗、これから行ってくれる?」