「いや~。

わしも今日着いたのでな。

さっき、聞いたばかりじゃ。

まだ光が目覚めたばかりじゃろ。

後で行ってみるがな。

あんたの方が心配じゃったよ」


「私は大丈夫ですよ。

さっき、主人が来てくれましたし

血液も確保できたと聞いたので

安心してました。」


「まあ、今はめったなことで

死にはせんわ。

あんたこそ、つまらん事を

振り返るよりしっかりしてくれ

ばばも、もう隠居したいでな。

ひ孫の世話までできんがの?」


「はい、お婆ちゃんには

全部お見通しですね。

自分の人生を振り返って

これでよかったのかなって

考えてました。」