「なんだ。

婆ちゃんは相変わらず

気まぐれだな。

俺たちに遠慮したのか?

父さん、山形で英気を養って

帰ったら、今回の分も

絶対に借りは返すよ!

待っててくれ。

その間、母さんを頼むよ。」


「任せておけ。

母さんも大分調子が良いそうだ。

できるだけ見舞うようにする。

この分じゃ、退院も間近だろう

お前は将来会社を担うんだ。

その自覚を忘れるな。」


「わかった。

母さんの為にも

俺は頑張るよ!

じゃ、行ってきます。」