「そうか。

君は骨のある男だな。

光の逸脱した行為には

こっちも参った。

しかし・・・

こうしないか・・・?

この権利書は正式に

この間宮から君に譲渡する

というのは・・・?」


「ここまで争ってきて

みすみすこちらに渡すと

仰るのですか?」


「ああ、もうこのプロジェクトは

君の会社でほぼ開発が可能だ。

あの二区画だけを持っていても

阻止するだけにすぎない。

街が良くなることに

わしも異存はないのでね。」


「うちに任せると・・・?」


「そうだ。是非素晴らしい街を

作ってくれ!

君のとこの会長とは

昔からの腐れ縁でね。

いわば良きライバルでもある」