光が病院に着くと

亜美が待合室に待っていた。


「実麗は・・・?」


「今眠ってる。

麻酔が効き始めた時

急に赤ちゃん殺さないで!って

叫んで暴れたらしくて

手術は中止された。

だから、赤ちゃんは無事。

本当にあなた達は

どうなってるの?」


「そっか、良かった!

俺も苗場さんと話してきたから」


「やっぱり・・・

何か様子が変だったし・・

実麗は無理してたのね。

世話が焼けるったら・・・!

それに、着くの遅すぎ!」


「ああ、世話になりついでに

苗場さんに

連絡しておいてくれる?

心配してるだろうから」


「はいはい。

あんたにいくつ貸しがあるんだろ?

数えておくわ。」