実麗は

「亜美、ごめんね。

昨日光君と話したけど

やっぱり、これ以上冒険はできない。

苗場さんに付いてゆくことに

したから・・・」


「実麗、辛かったでしょう?

でも、私もそれが一番いいと

思うのよ。

子供はまた作ればいい。

今回は残念だけど・・・」


それ以上は惨くて

声がかけられなかった。


「あのね、病院に行く前に

一つだけ寄りたい所があるの。

付き合ってくれる?」