実麗の悲しみが伝わってきた。

自分を痛めつけたい気持ちだった。


光は実麗を見つめて言った。


「少しでもここに宿った子の

幸せを願うなら・・・

俺を信じて!

俺はもうすべてを捨てる覚悟が

できている。

君を愛していたんだ。

きっと君を初めて見た時から・・」

そう言って

光は出て行った。


泣きじゃくる実麗を残して・・・