「浩ちゃん、私・・・

ごめんなさい・・・」


震えながら縋りつく実麗に

苗場は静かに言った。


「間宮に会ってたんだね?」


実麗は大きく目を見開いた。


「どうして、それを・・」


「知っていたさ。

情報が入ってね。

あっちのことも探らせてある。

あいつが君の周辺を

うろついていることは

知っていたけど・・・

それ以上の奴の企みは

把握できなかった。

まさか・・・あいつと・・」