揺り起こされて

目を開けると

そこには浩一郎の顔があった。


部屋で倒れていた実麗を

ベッドまで運んで

水を飲ませた。


「実麗、電話も出ないから

心配して来て見たんだ。

一体何があったの?」


実麗は震えていた。

床には転がった検査薬が・・・


浩一郎はすべてを察した。


「実麗、ちゃんと話して。」