実麗はまた

初めて出会った時のように

こいつを殴りたくなった。

今回は人目があるので

辛うじて堪えた。

実麗は息を飲み込んで尋ねた。


「亜美とのビデオは・・・?

あれも嘘なの?」


「あれはほんのお遊びさ。

あんな細工はどうだってできる。

俺のセフレに頼んで

台詞を言わせたのさ。

君は会話を聞いただけで

二人だと信じ込んで

はっきり画像は見なかっただろ?

すぐに、消して!って叫んだよね

あれは俺と女のやってるところ。

これはみんな俺のゲーム。」


「なんですって・・!」