「嘘!

貴方は苗場を探るために

私に近づいたんじゃないの?

それが目的だって。」


「最初はね。

でも、君たちを追ううちに

君に興味を抱いた。

そして、Sの俺の闘争本能に

火がついたのさ。

苗場から君を奪いたくなった。

ほんとだよ!」


「そんなことのために

私を嵌めたの?」


「嵌めたわけじゃないさ。

君が食いついてきたんだ。

面白いくらい簡単にね。

俺のゲームにさ。」