間宮が来た。


「お前、久しぶりだな。

元気か?

ホテルの仕事はどうだ?」


「父さん、俺に今度の仕事を

手伝わせてくれよ。

いや、もう半分は園田に聞いて

動いている。

今、砺波商事の苗場って奴の

動向は探らせているよ。

一番近い奴らを押さえているからね

父さんを手伝いたいんだ。

母さんがよくないから

父さんもたまには顔見せてよ」


「そうだな。

母さんには近々会いにゆく。

お前もやっとその気になったか。

お前はまだ経験が浅い。

今度は大きな資金が動くから

あくまでも慎重にやってくれ。」