「苗場さん、あたし・・・」


「ちょっと待って。

その答えは後で聞こう。

先に美味しそうな料理が

冷める前にいただこう。


明日は休みだろう?

ずっと忙しくて二人で

過ごせなかったもんな。

今夜は俺に実麗の時間を

ちょうだい。」


そう言って、メインの

子羊の肉をパクリと頬張った。

その仕草が会社の彼とは

違って子供っぽかったから

思わず私は笑った。