「 ちょ、梨和?! 」
亜子が青ざめた顔をして、駆け寄って来たので気が付いた。
周りの視線が私に集中している。
……………私今、すごく派手に転んだ…
『 ピーッ! 』
丁度終わりの笛が鳴り、皆が席へ戻り始めた。
ジロジロ私を見る周りの視線が痛すぎる…
恥ずかしいし、痛いし…
今すぐ溶けて居なくなってしまいたい…
あの、泣いても良いですか?
「 あんた大丈夫!? 」
「 帰っても良い? 」
「 は?あんたその前に保健室… 」
「 帰る! 」
涙を堪えて立ち上がり、校舎まで全力疾走した。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…