「 私以外の女なんて消えてしまえば良い… 」

「 何その発言。怖すぎなんですけど。
  それよりあんた、次の競技出るんでしょ? 」

「 えっ、もう大縄の時間!? 」




私は走るのが苦手だから、出場競技は大縄だけ。

体力も無いけど、ビリになった時の恥ずかしさが無いだけマシ。

多分、すぐ引っ掛かっちゃうけど誰が引っ掛かったかなんて、分かんないもんね。




『 大縄に出場する1年生は……… 』




校庭にアナウンスが流れ、私ははりきって集合場所に向かった。








……でも、私はこの10分後に大縄に出場した事を後悔する事になる。