どうしよう………

怒らせちゃった……


でも、怒りたいのは私の方なんですけど…!




「 先輩だってどうせ私の事からかってるだけなんでしょ?
  遊んでるだけならさっきの女の人達とやればいいじゃないですか! 」




先輩の手を引き離し、荒れた息を整えた。


思っていた事を言うのはすごくスッキリするもんだ。

でも、なぜかすごく罪悪感がある。

私は間違っている事を言ってないはずなのに…




「 その辺の女と、特別な女の区別位
  俺にだって出来るんだけど 」




低い声で、吐き捨てるようにそう言った先輩。

その後、目に涙を溜める私を無視して先輩は帰ってしまった。









なんでだろ、

すごく、胸が痛い。