「 それ、俺と付き合ってんの周りにバレたく無いって事? 」

「 …………先輩だってそうでしょ? 」




先輩は、私が彼女だって胸張って言えんの?

私は所詮先輩に遊ばれてるだけなんでしょ?

飽きたらポイッて捨てちゃう程度でしょ?


私とさっきの女の人達、別に何も変わらない癖に

何でそんな偉そうに…




「 それ、どうゆう意味? 」

「 …………っ 」




先輩は下を向いたままの私の顎を持ち上げ、視線を合わせた。


初めて見た、先輩の怒った顔。