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「 だー!!!終わんなーい!!! 」




放課後になり、資料室で掃除を初めて1時間。

ホコリっぽいし、本棚はぐちゃぐちゃ。

こんなの1人で終わらせられるはずが無い。


亜子には、先に帰るように言ったけど……、やっぱり手伝ってもらうべきだったかも。




「 それもこれも、あの悪魔が…! 」




苛々の矛先を悪魔に向け、自分を落ち着けながら掃除を再開した。