紗季が、りー君のことを
本当に気に入ってしまい、
私は無理矢理りー君の働く
カラオケ店に週何回も
行かせられることになった‥泣
「はいはい、また唐揚げね。」
りー君とは顔馴染みになり、
注文をすると必ず
りー君が届けてくれた。
「ねぇー、一曲歌って♪」
「紗季、仕事の邪魔になるよ。」
と私が言うと、りー君は
もうマイクを握っていた。
「あゆみは真面目だなぁ(笑)」
りー君とは名前で呼び合うくらいに
仲良しになっていた。
でも携帯のアドレスは知らず、
紗季の積極的なアピールで
アドレスは紗季しか知らなかった。
そのときは、私も
聞きもしなかった。