トントン‥
「失礼します、お待たせしました。」

食後に頼んでいたアイスを
定員が持ってきた。
(唐揚げ持ってきた人じゃない。)
私はそう思いながら
美味しそうなアイスを受け取った。

「何あの人、かなりイケメン!!!」
定員がドアを閉めると
紗季が大声で言った。
「でたよ、イケメン好き。」

確かに顔は整っていた。
でも綺麗過ぎて近寄り難い。

そう、この定員が
りー君だったんだ。

初めは近寄り難いイメージで
好きになるなんて
思ってもいなかった。