「そうと決まれば
ここから
離れよう」


きっと慎吾に
怒られるよね
今までの
少しの期間でも
ヤキモチ
やいてたし


しばらく
走ったら
寝不足の
せいもあって
いつの間にか
眠って
しまってたの


目を覚ますと
全く知らない
湖の近くに
停車していた


カバッ

急いで体を
起こした


「あのっ
ここは?」


「おお
起きたね
ここは
俺らの
遊び場所」


「遊び場所って
こんな山で
湖しかないのに
何して遊……んっ
きゃっ」


私のしゃべりを
さえぎる様に
先輩は
私に
抱きついてきた