だらだらと
歩いて
ようやく
下駄箱まで
たどり着いた

下駄箱を
あけると
あるはずの
シューズが
なくなっていた


「はぁー」


ため息が
何度もでる


仕方ないから
裸足で
教室に
行った


真由美と
目が
あったけど
もちろん
無視された


もう
最悪
帰りたい

いちおう
机の中を
探って
教科書が
あることを
確認した

よかったって
思ったのも
つかの間

開いたら
油性ペンで
落書きだらけに
なっていた

他の
教科書も
全部
同じだった


私は
その場から
逃げ出すように
学校を出た